ちゃんと伝わっていますか?高齢者の運動教室や自主グループで講話するときの注意点

高齢化社会が進み、高齢の方と接する機会が非常に多くなりつつあります。

その中で、どのような話をすればいいのか、会話について悩む人は少なくありません。

どのような話し方が良いのか、何の話題を提供すれば盛り上がるのか、気分を損ねないための注意点は何かなど仕事となれば特に気をつかいます。

特に地域の運動教室や自主グループに運動指導や講和にいくこともあるかと思います。

それぞれの施設で行っている場合もあるかと思います。

その中で

「反応がよくない・・・」

「あまり伝わっていない・・・」

と思ったことがある方もいると思います。

今回は高齢者への講話をする場合、円滑にコミュニケーションをとるためのヒントになる情報をご紹介します。


高齢者との会話がスムーズにできる話し方の特徴

高齢になると、高周波数の音域が聞き取りにくくなるほか、早口も聞き取りにくくなります

そのため、落ち着いた声でゆっくりはっきりと話すことを徹底しましょう。

一気に情報が入ると、内容を整理できず理解できなくて不快感を与える場合もあります。

ひとつひとつ確認しながら話すことがポイントです。

また、高齢者との会話に限った話ではありませんが、相手の話を途中でさえぎることや、否定するのは良くありません。

「でも」「だけど」などの否定語はなるべく使用しないようにしましょう。

相手の話がひと段落つくまで、軽く前のめりになり、相づちを打ったり頷きながら話を聞くことで、興味を持っていることを伝えましょう。

そして、ひととおり話し終えたところで、質問を投げかけるなどして会話を広げていくのが理想的です。

人は自分のことが一番興味があり可愛い生き物です。

そのため話題をあくまでも対象者に向けることが重要です。

より円滑なコミュニケーションのために

話し方以外では、表情などにも意識を向けてみて接し方を見直せば、よりコミュニケーションはスムーズになるでしょう。

お互いに会話を楽しむには、相手に緊張感を与えてしまうこわばった表情ではなく、明るい笑顔で接することが大切です。

大人数を相手にする場合は、ジェスチャーなどを用いて表現を大きく見せます

ジェスチャーを交えながらコミュニケーションをとることによって、会話をしているときの高齢者の反応に変化が起きることも多々あります。

資料の作り方

想像できると思いますが、高齢者は視力の低下に伴い小さい字は見にくくなります。

そのため資料を用いる場合は大きい字で書くことを意識します。

また、なるべく図やイラストを用いるとよりわかりやすくなるでしょう。

グラフやデータを載せる場合は難しい表現にせず、簡略化して、一番言いたいことを述べるようにしています。

理想としては、資料を見て高齢者が内容を理解しそれを他の方に伝えることができれば成功だと個人的に思っています。


リハビリ職が院外に出ていく機会がこれからもっと増えると思います。

地域で活躍するために知っておきたい知識をまとめました。

参考になれば嬉しいです。

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