ゴルフによる高齢者の健康への効果

ゴルフは国民的な生涯スポーツとして多くの人に親しまれています。

特にゴルフ場に行くと、成人から高齢者まで楽しんでいる様子を見かけます。

その中で特に高齢者でゴルフをしている方が多いのが目立ちます。

ゴルフは手軽で長く続けられるスポーツであり、健康への効果が示されています。

そのため、今回はゴルフによる健康への効果をまとめていきます。



ゴルフの人口

日本のゴルフ人口は約1,000万人といわれており、約12人に1人はゴルフを行っているということになります。

スポーツ庁が平成28年11月に行った「スポーツの実施状況等に関する世論調査」1)の中で、「この1年間に行った運動・スポーツの種目」では、ゴルフは上位8位に入っています。

男性の特に中高齢者にゴルフを行う人の割合は高い傾向がありますが、20~30才代でも10%程度の人がゴルフをしているという結果でした。


ゴルフは通常のゴルフ場でのゴルフのほかに、グラウンドゴルフ、パークゴルフ、マレットゴルフ、パターゴルフなど気軽にできるスポーツも普及しています。

このように種類が多いのもゴルフをする人口が多い要因の一つかもしれませんね。



ゴルフによる高齢者の健康への効果

ゴルフはスイングとスイングの間に、ボールの場所まで歩く必要があります。

そのため有酸素運動としての効果を得ることができます。

ゴルフ場やコースによって違いはあるものの、18ホールすべてを合わせると直線距離で6~7kmに及びます。

さらに初心者ではボールがまっすぐ飛ばないことが多く、10km近く歩くことになります。

また起伏が激しかったり道具を持っている場合はさらに負荷がかかるため運動強度は高くなります。

そして、仲間と自然の中で楽しむといった点が社会参加の面でも健康に良いのだと思っています。



ゴルフの注意点

ゴルフは激しい動きはありませんが、傷害の起こりやすいスポーツの一つです。

ゴルフ中の傷害のほとんどは、スイング中に起こると報告されています。

肩、肘、手首など上肢の傷害が約50%と多く、ついで腰背部の傷害が30%を占めます。

また、歩く距離が長く、膝や股関節にも負担がかかるため、痛みを有している方は注意が必要です。

原因は使いすぎ(オーバーユース)、オーバースイングによる腰背部の過捻転傷害が挙げられます。

これらの予防対策として、筋力を強化すること、柔軟性を保つことが大切です。

ゴルフでは左右不均等な動きになるため、筋バランスが崩れやすくなります。

時折、反利き手側でスイングをしてみたり、筋力トレーニングで弱い方を重点的に鍛えたり、傷害予防のためにコンディショニングを意識的に行う必要があります。



ゴルフに興味ある方はまずは打ちっぱなしからいってみてはいかがでしょうか?

そして、練習を重ねていって自然の中でラウンドする感覚はなんとも言えない開放的な気持ちになりますよ。


参考になれば嬉しいです。

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