サッカー競技のトレーニングとコンディショニングのポイント②【基本のコンディショニング】

前回からの続きになります。

まだ見ていない方は前回の記事を読んでみてもらえればと思います。

サッカー競技のトレーニングとコンディショニングのポイント【基本のトレーニング】
  • サッカーを自分でしている
  • サッカーの指導やトレーナーをしている
  • 色んなスポーツのトレーニングに興味がある

方に向けた内容になっています。


今回はコンディショニングということですが、みなさんはコンディショニングの重要性をどのように捉えていますか?

トレーナーをしていて感じることとして、シーズンが始まって強度が高くなったり合宿での連戦が続くとコンディション不良からケガやパフォーマンスが低下する子が多くなる印象です。

そのため以下のようなことに気を付けて行っています。

サイクルを作ってコンディショニングを行う

シーズン中でリーグ戦がある場合は、1週間のサイクルとして考えます。

試合翌日は試合に出なかったメンバーはトレーニングもしくは練習試合、出たメンバーはアクティブリカバリーを行います。

次の日はオフとして休息をします。

その次の日は立ち上げとして全体でフィジカルバランスから考えるパフォーマンスメニューを行い、2・3日目はトレーニング、試合前日にあたる4日目はセットプレーや戦術に応じたプレーの確認をして、試合を迎えます。

オフから試合まで4日間ある中で、試合前日は強度をあまり上げないため、立ち上げから試合2日前まででどうパフォーマンスを上げるかが重要であると思っております。

ゲーム形式や少人数での対人メニューが入ると強度は高くなります。

そのためいかにパフォーマンスが高い状態を維持しながらもケガをしないような体を維持していくことが求められます。


コンディショニングのイメージはどうでしょうか?

マッサージ?ストレッチ?軽い運動?

私はこのように思っています。

コンディショニングとはコンディショニングを整えるもの全て

それは治療的な事であり運動であり睡眠や栄養面などすべてを指すと思っています。

試合を想定した場面で具体的なコンディショニングとしては以下の内容を行っています。

  • 試合前
  • 栄養摂取(前日からの食事と試合までに何を摂取するか)
  • 個別対応(テーピング・徒手・運動)
  • ウォーミングアップ(動的ストレッチやプライオメトリック、アジリティや対人の動作)
  • 試合中
  • 交代する選手のアップや交代した選手のクールダウン
  • 給水やアイシング準備
  • 栄養摂取
  • ハーフタイムの個別対応
  • 試合後
  • クールダウン(ジョギング・静的ストレッチなど)
  • 個別対応(アイシングやマッサージ、ストレッチ)
  • 応急処置
  • 栄養摂取(試合後の食事)
  • 自宅での過ごし方(睡眠・入浴・栄養・ストレッチ)

以上をルーティンとして行っています。

試合前や試合後の内容に関しては前後の日程により変更しています。


特に生徒や学生は知識を知らないことが前提としてありますが、声掛けをしてあげないと何をしていいのかわからないという子が多いので声掛けは行うようにしています。

いいパフォーマンスを出すためには良いコンディション作りからしなければならないと思うので日々色んなことを試しながら行っていくのが良いかと思います。

参考になれば嬉しいです。

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