運動・スポーツの現場ではパフォーマンスの向上や維持、疲労回復などを目的にスポーツマッサージを行うことが多いです。
今回はスポーツマッサージの対象と効果についてまとめていきます。
「スポーツに関わる」
「自分でスポーツをしている」
これらの方に読んでいただければと思います。
スポーツマッサージの対象と効果
筋・骨格系
筋の温度を上昇させ関節の柔軟性を高める効果があります。
また筋紡錘を刺激して筋を緊張あるいは弛緩させる効果があり、これらは刺激の種類によって変わるため目的によって使い分ける必要があります。
循環器系
皮膚や筋の血管やリンパの流れをよくする効果があります。
心臓の負担を軽くすると同時に必要な酸素や栄養素が供給され、また各組織の新陳代謝が改善されて筋肉の疲労物質が除去されます。
神経系
運動神経や感覚神経を刺激することによって、各神経を興奮あるいは鎮静させる効果があります。
弱い刺激では運動神経が促進され強い刺激では感覚神経が抑制されます。
そのため、刺激の強さを変える必要があります。
スポーツマッサージの目的別の効果
ウォーミングアップを目的とする場合
- 筋温の上昇
- 血流量の増加
- 関節の柔軟性の向上
- 神経の興奮を高める
- 筋収縮のスピードアップ
- スポーツ傷害の予防
短時間に行うことで高揚感を高めるとともに、過剰な緊張を抑え心身共に運動に対する準備を整えます。
クーリングダウンを目的とする場合
- 筋肉の弛緩
- 疲労物質の除去
- 神経の興奮を鎮める
疲労により硬くなった筋を和らげ循環を改善させます。
心身共に疲労回復できる様に意識して行うと良いでしょう。
時期や目的によって、刺激の強さを変える必要があります。
スポーツマッサージをした後は、軽運動などを行うことでより効果が現れるでしょう。
参考になれば嬉しいです。
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