スポーツ現場で使うメディカルバッグの内容は?【トレーナー】

私は今 高校サッカー部のトレーナーをしており練習や試合に帯同しています。

そのため会場には必ずメディカルバックを持っていきます。

私自身、どのようなものを持っていけばいいのか分からず先輩に聞いたり調べて揃えました。

この記事は

  • トレーナーとして活動したい(している)
  • どういうものがあればいいのか分からない

といった方に読んでもらえればと思います。


バッグの種類

バックは2種類のものを使っています。

1.メディカルバッグ

主に物品が多く入っているバッグです。

ベンチや試合前や試合後に対応する時に使用します。

スプレーや緊急性が少ないものや大きいものはこの中に入れています。

2.トレーナーバッグ

ショルダーバッグのようなコンパクトさで試合中は基本的にこちらのバッグを使います。

最低限の応急処置の道具やテーピングを入れています。


バッグの内容

実際にどのようなものを入れているのか紹介していきたいと思います。

テーピング

伸縮テープ(EB,EBH)、非伸縮テープ(CB)、各種テーピング(キネシオ,アンダーラップ)を常備していて、試合中の怪我に関しては、おおむねテーピングで応急処置するケースが多いです。

入れているテーピングはCB50 CB38 EB38 EB75 EBH50 キネシオ50,75を常に入れています。

メデォカルバックの方には全部揃えておいて、トレーナーバックには応急処置で使用するようなテープや試合前に巻いたテープと同じ種類のものを入れておくことで急な巻き直しに備えられます。

ビニール袋

氷を入れたり、不衛生物を入れる目的で使います。

暑い時期だとハーフタイムに選手に配って首の後ろや腋窩を冷やすように指導します。

三角巾

上肢の外傷・障害が起きた時に固定目的で使用しています。

前腕などの骨折が疑われる場合には添え木の固定でも用います。

個人的にはこれを使うときは何かしらの受傷をした時なのであまり使いたくないです。笑

弾性包帯

受傷直後の固定や圧迫目的で使用します。

幅が広いものを小さめのものを3種類ほど用意しています。

ビニールラップ

受傷部位の保護に用います。

よく使うのはアイシングや創傷の場面ですね。

ものが大きいのでメディカルバッグのみ入ってます。

手袋

選手に応急処置を行うときに血が付かないようにするために使います。

血液からの感染などを予防する目的があります。

ガーゼ

擦り傷や切り傷が起きたときのために用意しています。

脱脂綿は傷口に繊維などが付きやすいため、減菌ガーゼをその都度使うのが一般的です。

ティッシュ

選手が出血をしたときに拭いたり、鼻血を出してしまったときに鼻に詰めるためのものです。

テーピングの接着・脱着スプレー

怪我をしたとき、汗でテーピングが止まらない場合などに使います。

コールドスプレー

試合中に一時的な処置として使用します。

ワセリン

皮膚の保護などの用途で使用することがあります。

絆創膏

傷ができた時に貼ります。サッカーはスライディングによる擦り傷も多いのでサイズも大きいものから小さいものまで用意しておきます。

人工呼吸用マスク

人工呼吸する際に接触感染を予防するマスクです。

これは一番使いたくありません。。。

爪切り

接触があるスポーツは爪が長いと引っ掻いて危ないですし、足の爪も割れないように切っておくことが大事です。

意外と使ったりします。

ハサミ(テーピング)

テーピング用のハサミです。

メディカルバッグとトレーナーバッグの両方に入れてあります。

そのほか、選手の要望に応じて目薬や痛み止め、コンタクトレンズの液などもトレーナーバッグの中に入れておき、試合中に選手をあらゆる面からサポートできるように準備しています。

バッグ以外では氷を入れるクーラーボックスやOS-1、動作や状態を撮影をするためのipadは常に持ち歩いています。

時間を見るための腕時計や緊急の連絡を取ったり調べたりするiphoneも身につけています。


こうやって改めてまとめてみるとものが多いですね。

皆さんはいかがでしょうか?

外傷・障害は起きて欲しくないですが、しっかり備えておくことが重要だと思っています。

参考になれば嬉しいです。

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