「大豆ミート」とは、大豆の植物性タンパク質からつくられた「お肉もどき」のこと。
大豆の健康効果に着目した大豆ミート(広く言えば代替肉)の人気は、アメリカなど欧米で高まっています。
その理由は、ヘルシー志向、ダイエット食品として、環境に配慮してなどさまざまです。
欧米を中心にベジタリアンやビーガンが増えている背景には、このような考えも大きく影響していると思われます。
大豆ミートで健康的にダイエットできる3つの理由をまとめていきます。
3つの理由
- 栄養素が豊富だがカロリーが低い
- 血糖が上がりにくい
- 腸内環境が整う
以下、その理由をまとめます。
目次
1.栄養素が豊富だがカロリーが低い
アミノ酸スコアが100
タンパク質は野菜などの植物にも含まれているのですが、そのほとんどは必須アミノ酸のバランスが悪く、体内で効率的に利用できません。
一方の大豆は、アミノ酸バランスのよい良質なタンパク質を含んでいるのです。
必須アミノ酸が含まれている割合は「アミノ酸スコア」と呼ばれ、100に近いほど良質なタンパク質といわれます。
卵や魚は100と非常に優秀な食材とされています。
大豆は、植物のなかで唯一アミノ酸スコアが100と、良質なタンパク質を含んでいます。
低脂質
大豆(ゆでたもの)に含まれる脂質の量は、100gに9.8gと肉に比べるとごくわずかです。
製品によって多少は異なりますが、肉より少ないことは間違いありません。
脂質が少ないということは、低カロリーであるということです。
食べたり調理するときは調理方法にもよりますが、オリーブオイルなどを使用すれば良質な脂質と一緒に摂取することができます。
2.血糖が上がりにくい
GIが高い食品は、一気に血糖値を上昇させるため、血液中の糖を処理するために多量のインスリンが分泌されたり、分泌が追いつかなくなるということが起こります。
逆にGIが低い食品では、糖がおだやかに取り込まれ、血糖値の上昇もゆるやかになるため、インスリンも分泌しすぎることなく、糖はすみやかに組織に吸収されます。
大豆はGI値が20~30と低く、食事の時に摂取しても血糖が上がりにくいです。
炭水化物(米)よりも先に摂取すると効果的なようですね。
3.腸内環境が整う
食物繊維が豊富な大豆ミートは、腸内環境の改善にも役立ちます。
大豆100gあたり食物繊維は17g含まれています。
腸内にいる善玉菌が食物繊維をエサとして、脂肪の蓄積を抑えて燃焼を高める効果を期待できる短鎖脂肪酸をつくることがわかっています。
このことから、代謝を上げ、脂肪を燃やしやすい体になります。
腸活に関して詳しくは過去の記事でもまとめているのでそちらを参照してください。
腸活をしてダイエットやスポーツのパフォーマンスアップを行う方法大豆ミートは通常の肉より価格は高いですが、健康的にダイエットを行うには非常に良い食材であると思います。
もし、気になる方は、スーパーやコンビニでも売っているので一度、手に取ってみてはいかがでしょうか?
私は、「ZERO MEAT (大塚食品)」をコンビニで買って食べたことがありますが、とても食べやすかったです。
参考になれば嬉しいです。
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