正しく知らないとハイヒールは健康に悪影響があります

ハイヒールには「足が美しく見える」、「背が高く見える」といった利点があります。

仕事や休日に履くことが多いという方もいると思います。

しかし、米国整形外科学会は「ハイヒールを長期間履いていると、むしろ健康被害があらわれる」とアドバイスしています。

そのため

「どのような影響があるのか?」

「正しい履き方とは?」

といったことを理解しておく必要があります。



ハイヒールが女性の健康に与える悪影響

ハイヒールを履いていることで以下のトラブルが起きやすくなります。

・ ハイヒールを履くことで、重心が前方に移動するため足底に摩擦が起こりやすくなり、靴擦れやウオノメ、皮膚の角質ができる。
・ ハイヒールを履いていると、踵が上がった状態(足関節底屈)となり、ふくらはぎの筋肉が張り、疲労感やアキレス腱に炎症が起こりやすくなる。
・ ハイヒールを履くことで足関節が不安定になるので、ちょっとした段差や不意な動きで足を捻挫しやすい。
・姿勢の配列が変わるので腰や骨盤を反るようなストレスがかかり、股関節痛や腰痛を引き起こす原因となる。

これらはハイヒールを履いている方には多少しょうがないトラブルになります。

そのため、このような危険性があるということを理解しておいて下さい。



ハイヒールを履くときのアドバイス

・ ハイヒールを、履く時間を調整し長時間履き続けないようにする。
・ハイヒールはウォーキングシューズと異なり、歩くための靴ではないことを理解していく。
・歩く時は、はじめに踵が地面につくようにして歩き、小股で歩いて、足に負担をかけないようにする。この時、踵が小さく不安定なので捻挫に注意。
・ハイヒールを履いていると、つま先の血行が悪くなり、ふくらはぎの筋肉や腱も硬くなるため、1日の終わりにマッサージやストレッチをする。
・足のサイズを測定し、しっかりしたサイズのハイヒールを履く。場合によってはハイヒール用のインソールを使用することで足の負担を減らすことができる。

“どうしてもハイヒールを履きたい(履かなければならない)”という人へのアドバイスになります。

履き方の工夫や履いた後のケアは忘れず行いたいですね。



ハイヒールの注意点と予防法を知っているとトラブルが生じることも少なくなると思います。

普段から履く機会が多い方は参考にしてみて下さい。

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