普段、歩行分析を行うことが多いと思います。
私はNPOオーソティックスソサエティー フットケアトレーナーの資格を持っているのですが、その時の研修で学んだ内容を中心にまとめていきます。
今回の内容は
- 歩行分析のポイントが知りたい
- どこに注目すれば良いかわからない
といった方に見てもらえればと思います。
歩行分析で足関節の見るポイントは?
結論から言うと
足関節の回内外の動き
です。
前額面(正面)で歩行をみて 立脚期に足関節が 回内 か 回外 かをみていきます。
ここで言う足関節とは距腿関節を指します。
これにより足関節にかかるストレスや他の関節への連鎖がみれるようになります。
回内 パターン
回内が見られる方はこれらの症状が生じやすくなります。
- 足底筋膜炎
- 外反母趾
- 足関節内側障害
- アキレス腱障害
- シンスプリント
- 膝関節内側障害(側副靭帯・半月板)
- 鵞足炎
- 腸脛靭帯炎
足関節が回内(内側に倒れる)することで膝関節も外反(内側に入る)し股関節は内反します。
それによりこれらのトラブルが生じます。
回外 パターン
回外が見られる方はこれらの症状が生じやすくなります。
- 足関節外側障害
- 内反捻挫
- アキレス腱障害
- 膝関節外側障害
- 変形性膝関節症
- 腸脛靭帯障害
足関節が回外(外側に倒れる)することで膝関節も内反(外側に倒れる)し股関節は外反します。
変形性膝関節症でO脚を呈している方はよく見られます。
簡単ですが歩行分析の際に見るポイントは解説しました。
これが全てではないのでケースバイケースですが一つの見方として思ってもられればと思います。
参考になれば嬉しいです。
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