高齢者における敵はルーティン

ルーティン

という言葉が聞かれるようになりました。


スポーツ選手での一定の動作や決め事

YouTubeでモーニングルーティンやナイトルーティンなどの動画

など多くの場面で良いものと捉えられていることが多いです。


確かに一定の動作を行うことで精神的に安定するということは良い面として捉えられると思います。


さてここで考えて欲しいのですが、

ルーティンは良い面だけの言葉なのでしょうか?


ここで紹介するのはルーティンの一面ですが、


ルーティンは、脳機能の向上にとって最大の敵です。


以下にこれらを解説していきたいと思います。




ルーティンが敵となる理由


ルーティンに沿って日常を過ごし

確かに、習慣化された手順で物事を進めれば、楽に過ごすことができます。


しかし、そのように過ごしていると、考える必要がほとんどなく、頭を使うこともあまりありません。

刺激がなくなると、ヒトの脳は衰退すると言われており、適度な思考や刺激が必要です。


脳の機能を考えてみると、

慣れていない新しいことをするときにだけ、脳の可塑性が発揮されます


しかし、ぜひあなたの生活に新しいことを取り入れてください! とはいっても、すぐにはなかなか難しいですよね。

日常生活を送る中で、慣れていない新しいことをしようと思い続けることはなかなかできないものです。


特に高齢者の方は、なかなか新しい環境に出向いたり人に会うことも少なくなるのでより難しいと思われます。


そのため慣れた毎日を過ごし、つい習慣化されたことだけを行なってしまうでしょう。

ルーティンによって、エネルギーを無駄に使わずに済みます。


また、もともと人間は合理的に考え、行動する生物であるため、基本的に、余計なことをせずいつも通りにしようとします。

しかし、脳の能力を維持するためには、このルーティンはむしろデメリットになります。


間違えないで欲しいのは、着替えや食事など生活のリズムを整えるためのルーティンは良いことであるので、全ての行動を新しくする必要はないのです。

重要なことは

少なくとも週1回は脳に挑戦させる必要があるということです。


高齢者が行える具体的な取り組みには、

  • 新しいコミュニティに入る
  • 新しい趣味・やりたかったことを本格的に始める
  • 家族と行った事のない場所へ外出する
  • 自宅や庭で小さくできるような作業を行う

など

小さくても頻度が少なくても良いのでまずは初めてみることが良いでしょう。



ルーティンは生活のリズムを整える面もありますが、習慣化される事のデメリットもあります。

高齢者に適度な刺激を与えられるような働きかけをしていく必要がありあそうですね。


参考になれば嬉しいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA