スポーツ現場で打撲が生じたときの対応は?


以前、筋痙攣についてまとめました。



今回は打撲についてまとめます。


  • スポーツ現場に関わる方
  • スポーツを行っている方

に見てもらえればと思います。




打撲の症状

 スポーツ中に転倒して地面でからだを強打したり、相手の選手などと接触したり、ボールや道具などがぶつかったりすることで起こります。

打撲したからだの部位により症状は変わります。


特にコンタクトスポーツでは頻発し、捻挫や骨折と並んでスポーツ中に起こるのが多い外傷となっています。


症状は以下のもの挙げられます。

  • 患部に痛みがある
  • 患部が腫れる
  • 皮膚の下に出血が起きる(皮下血腫)
  • 関節部であれば関節の動きが悪くなる(曲がらなくなる、伸びなくなる)




応急処置

 すぐに安静にして、患部の状態を調べます。

本人がもっとも楽な(寝かせたり、座らせたり)姿勢ですぐに患部の様子を観察しながら、手当を始めます。

痛みのある部位に変形がないかどうか?

左右を見比べて変形などを確認します。


さらに腫れや皮膚の色の変化を見ます。

大きな変形がある場合は骨折も疑われます。

そのうえで、氷あるいは氷水を使い、患部とその周囲全体を冷やすようにします。

弾性包帯などで圧迫しながら氷を固定します。


これはRICE処置です。

RICE処置に関しても過去にまとめています。

ケガをした時のRICE処置の方法は?【基礎・簡単】

大腿部や下腿部は膝や足関節が曲がらなくなるのを防ぐため、可能な範囲で膝を曲げた状態で冷やします。



スポーツ現場では、強度が高くなったり、競った試合であるほど打撲を生じるリスクが高くなります。

正しい知識で早期に対応すると復帰も速くなると思います。

参考になれば嬉しいです。

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