歩行を診る時に何に注目して診ていますか?
スピード?ふらつき?歩幅?
今回は歩行を診るときのポイントについてどのような項目があるかまとめたいと思います。
歩行変動とは?
歩行変動とは1歩行周期から次の1歩行周期に要する時聞や、その際おこる変化の変動と定義されていて、いくつかの指標が用いられています。
たとえば、高齢者の歩行中の1歩隔や歩隔の変動、1歩行周期時間の変動,下肢角度の変動,頭部や体幹の加速度などが用いられています。
歩行変動の先行研究において、Gabellらは高齢者と若年者の歩幅、1歩行周期時間、歩隔、両脚支持期の変動係数(標準偏差/平均×100)を比較し、高齢者は若年者に比べ有意に増加していることを報告しています。
また、転倒と歩行変動の関係を調査したMakiらの研究では、転倒した高齢者の歩幅・歩隔・歩行周期時間の標準偏差が転倒していない高齢者に比べ、有意に増加していることを報告しています。
このことから、歩行変動と転倒には関連があると思われます。
歩行を診る際に一つの視点としてみてみてはどうでしょうか?
参考になれば嬉しいです。
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