今回は競技ダンスについて書きます。
アニメ「ボールルームへようこそ」を知っていますか?
私は先輩に勧められて観てみたら非常に面白かったです。
この中で「体幹」「姿勢」「筋膜リリース」
といった言葉も出てきており、そもそも競技ダンスというものがどういうものなのか興味が出ました。
競技ダンスに必要な運動機能がどのようなものなのか
まとめたいと思います。
しかし、私は経験がなくスキル的な点に関して乏しいので、運動機能を中心に述べています。
あくまでも私見です。
結論としては
- 必要な機能
- 筋力
- バランス
- 可動域
- リズム
- 持久性
だと思われます。
それでは以下に解説していきます。
目次
競技ダンスとは?
競技ダンスはダンススポーツともいわれ、踊りの強さ、スピード、技、表現力を競うものです。
社交ダンスとの違いですが
社交ダンス
- 目的:パーティーなどの社交
- パートナー:都度違っても踊れる
- 主体:一緒に踊るパートナー
- 音楽(種目):自由だが、ワルツ・ジルバ・ブルース・マンボなどゆったりとした踊りやすい音楽が多い
競技ダンス
- 目的:技を競う
- パートナー:固定されることが多い
- 主体:観客と審査員
- 音楽(種目):「スタンダード(ワルツ・タンゴ・スローフォックストロット・クイックステップ・ウインナーワルツ)」と「ラテン(ルンバ・チャチャチャ・サンバ・パソドブレ・ジャイブ)」に分かれている
といった違いがあるようです。
そのため競技ダンスは、大きな動きや回転や複雑なステップを取り入れて個性を出し、高得点を目指すことが必要となってきます。
競技ダンスに必要な機能は?
競技ダンスに必要な機能は以下のものが挙げられます。
- 筋力
- バランス
- 可動域
- リズム
- 持久性
これらを一つずつ解説していきます。
筋力
筋力は特に下肢や体幹でしょうか。
下肢はターンやステップをする際の重心移動やゆっくりとした演技の遠心性に働いたり筋持久力が必要かと思います。
アニメの中でも主人公が筋力トレーニングを行なっているシーンがありましたね。
体幹はいい姿勢を保持するための抗重力筋が重要です。
特に腹筋群と脊柱起立筋でしょうか。
一人で行うわけではなくパートナーと行う競技ですのでパートナーの体重を支える程度の筋力は必要ですね。
バランス
片脚立ちやつま先立ちでの姿勢が多く、不安定な場面が多いです。
そのため支持基底面が狭い中でのバランスが必要です。
またターンを行ったり、ステップ移動中の重心移動を安定させるために、動的バランスも求められます。
可動域
可動域があることで大きく動き演技をみせることができると思います。
下肢は特に股関節の可動性が重要だと思いました。ターンの際に足を広げたり、ステップの際に大きく足を前に出したり、股関節は臼関節なので自由度が高いため可動性を広げていくことで演技の幅が広がると思います。
体幹は回旋や伸展可動域を広げることで反る動きや捻る動きをスムーズに行うことができると思います。
脊椎の可動性はなかなか出すのが難しいので意識的に広げていく必要がありますね。
上肢は肩甲骨の動きが重要で、ここが広がることでリードの際に手を遠くに伸ばせたり、手を高く挙げることができます。
作品の中でも「筋膜リリース」を行うことでこれらの可動域を主人公が強制的に広げられています。
方法は筋膜リリースでなくてもいいと思いますが、少しトピック的に作品に入れているのでしょうね。
リズム
ここはややスキル的な部分が入ってきます。
音楽に合わせるものなのでリズム感はもちろん必要ですね。
曲が多くあるのでそれぞれの曲に合わせたリズムで競技することが必要です。
また作品にもありましたが、ペアとのリズム感が合っているかも重要です。
持久性
競技ダンスは1日で何回も踊る競技です。
予選から始まり決勝がありますが、決勝では休む間も無く連続で踊ることもあるため、持久力が必要です。
主人公が体力が続かず疲労しながら踊っている様子とランニングのトレーニングをしていましたね。
緊張もあるでしょうし、ペース配分などの経験によるものも必要でしょう。
いかがでしょうか?
私が経験していたわけではないのであくまで作品をみた中で思ったことを述べました。
科学的な根拠はないので私見という点はご了承ください。
アニメでもいいのでこうやっていろいろなスポーツを見ていくのは面白いですね。
参考になれば嬉しいです。
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