足関節アライメント評価【Too many toe sign】

今回は足部アライメント評価である

Too many toe sign

についてまとめていきたいと思います。


Too many toe signは、

後方より、立位の足部を観察し、小趾側に観察できる足趾の数をみる検査です。

  • 内側縦アーチが低下
  • 距骨頭の内側移動
  • 踵骨の外反
  • 前足部の外転すること

これにより小趾側に観察される足趾は多くなります。



これらの解説を以下にしていきます。



Too many toe sign 方法


被験者は立位姿勢で安楽姿勢とします。

数回足踏みをしてもらい肩幅程度に足を開く

もし股関節が過外旋するようであれば、膝蓋骨が前方に向くように誘導する。


検者は後方からみて、小趾側に観察できる足趾の数をみます。

1.5横指以上が陽性です。





Too many toe sign  関連


Too many toe sign は

  • 前足部 外転
  • 足関節回内
  • 内側縦アーチ低下
  • 横アーチ低下
  • 踵骨外反

によって陽性となります。



関連があるものですが、

  • 後脛骨筋機能不全
  • 偏平足
  • 足底筋膜炎

などの症状や疾患と関連があります。


そのためこれらに該当する方は、評価しておくと良いかと思います。


内側アーチや偏平足の改善のためには、

Short foot exerciseが挙げられます。

詳細は過去の記事で解説しているので参考にしてみてください。


外反母趾に有効な運動療法は足趾把持よりShort foot exercise


簡便にできる評価ですし、

普段の臨床評価に加えてみるとより詳細にみれると思います。


参考になれば嬉しいです。

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