食品に表示されているこれらのマークですが、これらの違いについて考えたことはあるでしょうか?
今回は特定保健用食品(トクホ)と機能性表示食品の違いについてまとめます。
特定保健用食品(トクホ)と機能性表示食品の違いは?
表示と届出に関しては下記の表でまとめます。
マーク・表示 | 消費者庁許可マークあり 「特定保健用食品」表示 | 消費者庁許可マークなし 「機能性表示食品」表示 |
国の審査 | あり 消費者庁長官が許可 | なし 事業者の責任で消費者庁に届出 |
申請/届出内容の 情報公開 | 事業者の情報公開は義務付けられていない | 事業者の情報公開が義務付けられている |
特定保健用食品の表示項目
特定保健用食品であることを表示する場合は、
- 特定保健用食品である旨
- 許可等を受けた表示の内容
- 1日当たりの摂取目安量
- 摂取の方法
など9項目について表示することになっています。
特定保健用食品は健康の増進や維持をサポートしてくれるものですが、特定保健用食品だけを摂っていればいいわけではありませんから、バランスのとれた食生活を推奨する文言が入ることになっています。
機能性表示食品の表示項目
機能性表示食品は、下記を含めた17項目を表示する必要があります。
- 機能性表示食品である旨
- 科学的根拠を有する機能性関与成分及び当該成分又は当該成分を含有する食品が有する機能性
- 一日当たりの摂取目安量当たりの機能性関与成分の含有量
- 一日当たりの摂取目安量
- 機能性および安全性について国による評価を受けたものではない旨
- 摂取の方法
- バランスのとれた食生活の普及啓発を図る文言
機能性表示食品は企業の責任のもとで機能性を表示することを届け出た食品であり、機能性や安全性について国が審査したわけではないことを必ず表示することになっています。
念頭に置いておきたいことは、あくまでも医薬品ではなく食品の表示となっているということです。
いずれの場合も、研究結果をしっかり確認して、バランスの良い食事の中に取り入れていく必要がありますね。
参考になれば嬉しいです。
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